2012-09-08

(自作)アンカーローラーの制作(19) アンカーローラーを試す2回目

9/7の第7回手漕ぎボート釣りに書きましたように、いちおうアンカーローラーの取り付けができました。

そこでも少し触れたように、現在の状態でも使えるには使えますが、少し改善が必要です。


改善点に入る前に、最も根本的な疑問から。

「アンカーローラーを使ってアンカーの引き上げは楽になったのか?」


結論としては、ずいぶん楽になりました。
アンカーを引き上げる時の腰の角度が違うことが一番の原因だと思います。

アンカーを引き上げる時に使う腕の力は、ほとんどいらなくなりました。使うのは大きな背中、腰の筋肉ですので、持ち上げるのが楽です。


��0回以上繰り返してアンカーを引き上げることもあまり苦労なくできると思われます。

ただ、以前と同じように腰痛には注意が必要です。

どこまで楽になったかを客観的に評価するのが難しいのですが、アンカー引き上げ時に休みたくなるようなことはなく、同じ動作を繰り返していると、いつの間にか上がっているという感じになります。


また、アンカーをボート内に引き上げる場合も障害にならず、引き解け結びも同じようにできたの今までと同じようにアンカーロープの扱いができました。


取り付けの全体像です。
アンカーローラーの取り付け位置は端寄りで正解でした。
ちょうどボートの縁の上にローラーが載っています。


の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-全体



取り付け左側です。
バイスが斜めになっています。


の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-取り付け左



取り付け右側です。
こちらもバイスが斜めになっています。


の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-取り付け右




もう少し拡大してみます。
バイスが斜めになるのは、バイスのネジ部分がボートの縁が斜めになっているため、真っ直ぐにならないためです。

バイスのネジ部分がボートの縁に当たっています。

の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-取り付けだめ1



もっと拡大するとよくわかります。

バイスの取り付けの棒が完全にボートの縁に当たっていて、ねじ込むのが大変です。

の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-取り付けだめ2



バイスが斜めになっているのは、船首の船縁が斜めになっているためですが、この状態では、ねじ込む部分がボートの縁に当たるため、締め込む時にスムーズにできませんし、また、取り外しにも時間がかかります。

これを解決するにはL字型の木材をボートの縁の隙間に挟む込み、Lの水平の下の棒の部分をバイスで挟んで締め付ければうまくいくかもしれません。

少し長めのL字に加工した(接着等)木材を用意すれば、バイスの取り付け穴が多少ずれていてもうまく固定できるかもしれません。


追記
船縁の凹んでいる部分に木材を差し込めば、もしかすると最初のL型のアンカーボルトでうまくいくような気がしています。

バイスでは下側でねじ込んで固定しますが、上記のように斜めになっている部分があるため、ねじ込みが難しいのですが、最初のアンカーボルトの方式では上の木材のボルト部分を回転させればいいので、こちらの方が簡単なようです。

船縁の凹みにはめ込む板にはL型の棒の部分が回転しないように、溝を掘る等すればよさそうです。

2012-09-05

フロロカーボンハリス8号との格闘

以前に購入したフロロカーボンハリス8号で仕掛けを作成するべく、針にラインを巻いてみました。

感想は一言でいうと、ラインが太くなればなるほど、針にラインを巻く度量が試されるような感じです。

ポリエステルの1号のハリスからフロロカーボンの4号、8号と段々ラインを太くして針に巻き付けると明らかな違いがわかります。

��号のハリスは柔軟性があり、ある意味適当に巻いても締め付けに失敗しなければ、ラインが抜けたりしません。

ところが、4号のフロロカーボンではいい加減な巻き方では、すぐにすっぽ抜けてしまいます。

最近、4号のフロロカーボンのハリスに慣れてきたので、その倍の8号に挑戦をしてみました。


特に大物を狙うわけではないのですが、運良く何かが掛かった時に後悔しないようにと太めのものも準備してます。


それで、8号のハリスを針に巻き始めましたが、4号とは異次元の堅さと粘りがあり、悪銭苦闘をしました。

その結果、たった5本の針にラインを巻くのに30分もかかり、失敗した回数は15回を数えました。

針は8号には小さめの丸せいごの8号です。


最初は外掛け結びから挑戦をしましたが、何度やってもすっぽ抜けます。
��号や4号のラインのように後から締めることに重点を置いていたのですが、そもそもこれが間違いでした。

��号のラインの場合は、後から緩んだラインを締めつけるには限界があり、最初から思いっきり締め付けて巻かないとダメだとわかりました。

��号のラインでもかなり強めに巻き付けるのですが、8号のラインは針に巻き付けるときに、これ以上ないくらいな強さで巻き付けます。

巻き付け回数は、巻き付けの強さが維持できる回数に制限して、多くても5、6回にして、切り取る方のラインをペンチで挟んで、もう一方を手で持ち、思いっきり引き締めます。

途中でラインを巻き付けているときに、少しでも緩んでいると最後に引き締める段階で、すぐに失敗するとわかります。
どれだけ引き締めても針の上を簡単に滑ってしまうからです。

��号のハリスではとにかく最初から最後までガチガチに巻き付けて、最後は、ペンチでラインを巻き付けて、千切れそうなくらいな強さで引き締める、これで針から抜けなくなりました。

その後で、プラスティック段ボールに針を食い込ませて、ラインを思いっきり引っ張っても抜けないかをチェックします。

最初のうちは、針に巻いて引き締めた段階ですっぽ抜けるばかりでした。
��0回以上失敗して、上記のような最初の巻き付けが肝心だとわかったのでした。

おそらく、1号のラインを巻いている場合にも、意識しないで1号のラインに十分な力で巻き付けていると思うのですが、ラインが太くなるにつれて、巻き付ける強さを意識して強くしないといけないのだと思います。

また、強く巻き付けるだけでなく、いかに丁寧に巻き付けるによって、最後にすっぽ抜けるかどうが決まるようです。

2012-09-02

(自作)トリックサビキの作り方(5) 針の組み合わせ例

トリックサビキを自作する方のために、大小の針の組み合わせ結果を整理してみました。


針の結び方の補足
まず、2本の針をまとめて巻く場合、ちもと(糸を巻く部分)には最低でも10回以上巻き付けます(ハリス1号の場合)、平均すると15回くらい、たまに20回くらい巻く場合もあります。

ハリスが太い場合は、5、6回巻くだけの場合もあります。

針の結び方は外掛け結びをよく使っています。

注意する点は、最後にラインを締める場合に、ゆっくり締めることです。一度にぎゅっと締め付けると、ちもとの近くのラインがよれよれになってしまいます。

イメージとしては、最初に巻き付けた余分なラインをゆっくり締め付けます。
次に、ちもと(根元)側のラインを結び目を持ってゆっくり締め付けて、もう一度、余分なラインの方を締め付けます。

これでおおよそ、締め付けが完了ですが、最後にもう一度、ちもと(ねもと)側のラインを引っ張って締め付けます。
最後の締め付けは、強めにします。

ここで針がすっぽ抜ける場合は、失敗です。


また、結び終わったら、針のかかるもの(プラスティック段ボールなど)に針をかけて、ラインを少し強めに引っ張って、針が抜けないかをチェックします。
このチェックを怠ると魚が針に掛かっても手元に持ってくる前に針がすっぽ抜けるので、必ず、すべての針の結びの強度を確認します。



外掛け結びの場合、針に巻き付けたラインが巻き付けた順番に並んでいないと、すっぽ抜けるため、巻き付けるときに指先を使って、ラインを押し込みながら巻くとよいと思います。


の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-ちもと



大小の針の組み合わせ例

��1)丸せいご7号(大)+キススペシャル5号(小)
の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-丸せいご7号+キススペシャル5号



割合入手し易い針の組み合わせです。

丸せいご7号はトリックサビキにはやや大きめの針ですので、小さい針を巻くのに慣れないうちはこの組み合わせで作るとよいと思います。


��2)市販のトリックサビキ5号の赤い針(小)+キススペシャル7号(大)
の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-市販改良


トリックサビキの仕掛けが絡まってしまったり、外側の大きい針が欠けたりすることがあります。
そのような場合は、小さい方の赤い針だけを持ち帰って、トリックサビキの針として再利用します。

赤い小さい針は市販品ではおそらく販売されていないため、貴重なためです。

キススペシャル7号でなくても、丸せいごでも、チヌ針でも大きめの針であれば、何でもいいと思います。


��3)F1キス8号+キススペシャル5号
の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-F1キス8号+キススペシャル5号


両方とも非常に鋭利なキス針です。
キススペシャルは、針のあご(ふところ)の部分が小さいためトリックサビキの小さい針に形状がよく似ています。
個人的には一番のおすすめです。


��4)F1キス8号+ファーストキス4号
の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-F1キス8号+ファーストキス4号


この組み合わせも両方ともキス針ですので、非常に鋭利です。

ファーストキスとキススペシャルの違いは、あご(ふところ)の大きさです。
写真では違いがわかりにくいと思いますが、ファーストキスの方が若干ふところが大きくなっています。

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