2012-11-22

(自作)竿入れの自作といってもゴルフバッグの改良

ソリッドグラスロッドが長くて、どうやって持ち運ぶかを考えていました。

カットするのはもったいないので、そのまま持ち運ぶことにしましたが、とにかく長いです。

仕舞寸法が1Mを超えています。

私は貧乏性なのでとりあえず自作をしようと考えました。

最初は水道の配管を利用して竿ケースを作ろうと思いましたが、思った以上に重く、カットするのも大変です。

何よりまっすぐカットするのが難しいことと、ホームセンターのカットサービスの値段も通常の木材のカットとくらべて3倍近くお金がかかります。

色も確認してみましたが、少し持ち運ぶには残念な色です。

実際に配管(雨樋)を使ってロッドケースを作っている方は持ち運び用の紐も取り付けているようですが、釣りをしている間に預かってもらうにしてもサイズが大き過ぎます。

ボートの中に入れていいのですが、海水をかぶってしまうので、ザックの中に入れたいので、雨樋をカットする方式は却下としました。


そこでケース自体は布(ビニール加工)で、ロッドを使う場合には小さくできて、軽いものにしました。

これなら、釣りをしている最中はザックに簡単に入れることができます。

購入したのは、ビニール加工したゴルフクラブを入れる袋です。

ネットで注文したら1000円未満で売っていました。

今後、長めのロッドを購入することもありえるので少し大きめのものを購入しました。


・・・


でも、そのまま使うには問題があります。

クラブを入れるケースが柔らかく、ロッドを保護することができません。


そこで、何か骨になるようなもの、例えば、棒でも入れれば袋がピンと立ち、同時にロッドの穂先の保護をしてくれると思われます。

でもその棒は1本の棒だと畳むことができません。

まず考えたのは、突っ張り棒を使うことでした。

突っ張り棒はねじ込み式で長さを調整でき、両側の壁などに突っ張って棒を渡して固定するものですが、手元にあるものは一番小さくしてもザックには入りません。

これではダメと、棒が折畳みできて、長くした時に真っ直ぐになるもの、何かないかとふと思いついたのが、キャンプのテントの支柱(骨組み)です。

これならいけそうです。

ドームテント等を組み立てる場合、インナーの部分にまず支柱を通しますが、その支柱は折り畳むと小さくなるようになっています。

仕組みは簡単で穴の開いたアルミの棒にゴムを通してあるだけです。


さて、アルミの棒をどこで調達するかと考えていましたが、偶然、アクセス履歴のキーワードから辿ったページに竿受けの自作の記事がありました。

その方は竿受けの棒の部分を100円ショップで購入した掃除用具の棒を使っていました。

「クイックルワイパー」とか、そういった先端がローラーで両面テープでゴミを吸着するものや、掃除専用の紙?を挟み込んで「スイスイ」と軽い感じで掃除のできる掃除器具の棒はアルミ製でした。



なるほどと思い、100円ショップに行くといくつか掃除用具が売っています。

長さを伸ばせるものやそうでないものなど、いろいろあります。

その中で棒をバラして並み継ぎの竿のようにできそうな太めのものと細めのものを購入してみました。


そこからは長い悪戦苦闘の戦いの連続です。


アルミの棒の両端にはプラスティックの棒がついています。

これをどうにしかして外す必要があります。

そのままでも行けるかもしれませんが、とにかく全部外さないと気が済まないので、まずライターで熱します。

ライターのガスが切れたのでコンロを使って熱します。

どちらも急激に熱することがないように、また、熱した部分が焦げないように回転させながら慎重に温めます。

プラスティックが飛んでいく可能性があるため、周りに注意をします。勢い良く飛んでガラス窓に当たってしまったら大変です。

少し温めては火から外しては、タオルで掴んで捻って外します。

手持ちの部分のプラスティックはこれで簡単に外れました。


問題はアルミの棒の先端付近です。


ここにもプラスティックがはめ込んでありますが、アルミの棒の中にプラスティックの棒が入っていて、外れないように「かしめて」あります。


こちらは、熱しても取れないためドリルでプラスティックに穴を開けて、薄くなったところをヤスリで削り取ります。

今回の自作でもっとも時間が掛かったのはこの部分です。

かなり固いプラスティックを使っているのでドリルで削るのも大変ですし、穴が開いた後もアルミの棒からプラスティックを完全に取り外すのに難航しました。


・・・


さて、アルミの棒からプラスティックが外れても伸縮可能になっている部分のアルミの棒も外す必要があります。

振り出し式のロッドのようになっているので、アルミ棒のお尻にあるプラスティックも同じようにドリルで穴をあけて外します。

これも大変な作業ですが、かしめてあるアルミを少し広げたり、アルミを少しペンチで切断してプラスティックを外しやすくしたりして、なんとか外れました。

・・・


これで、4本のアルミの棒を確保できました。

次は、並み継ぎのロッドのようにするためにストッパーの代わりにビニールテープをアルミの棒を巻き付けます。


太めの糸でも何でもいいと思いますが、お手軽なのでビニールテープにしました。

ロッドケースに入れてみるとちょうどよい大きさでロッドケース(袋上のビニール製)の型が崩れず、長さがちょうどいい感じです。


・・・


次は仕上げです。


アルミの棒の中に自転車の荷台用のゴムを通して、両端をビニールテープで固定します。

伸ばした時に棒が弛まないように少し短めにカットして、両端をアルミ棒に固定します。


このままだとゴムの張力でアルミの棒を畳んだ時に広がってしまうので、100円ショップで購入したマジックテープをアルミの棒に縫い付けます。

これで、テントの支柱のような折畳みの棒が完成です。

畳んだ時にはマジックテープを巻いて固定できます。

キャンプのテントだとゴムで固定するものが多いと思います。手元にちょうどよいゴムがなかったので、マジックテープを使ってみました。

・・・

さて、折畳み可能なアルミの棒をロッドケースに入れると長さはちょうどいいのですが、支柱がケースの中で安定しないので、ケースにマジックテープを瞬間接着剤で接着します。

アルミ棒にはマジックテープが巻いてあるので、接触させるだけでロッドケースに固定されます。

それでも若干緩く感じたので、ロッドケース内部の下側にも紐を接着して、アルミ棒を紐で固定できるようにしました。


ケースの内側に、ロッドの穂先部分も一緒に固定できていい感じです。


��..これで完成です。


制作時間は合計3時間くらいです。


アルミの棒でなくても中が空洞の棒であれば、竹でも何でもいいと思います。



ゴルフ用のケース(袋)はクラブヘッド部分が大きくなっているので、玉網を折り畳んでいれることもでき、購入して正解でした。


釣りに行く時にクーラーボックスを積んだゴルフバックを担いだ人、そんな変な格好。

笑わないでくださいな。

2012-11-21

(自作)グラスソリッドの加工中止 & 次回釣行

ロッド加工はもったいなくて

先日購入したグラスソリッドのロッドの加工を中止しました。

半分からぶった切って金具で並み継ぎに加工しようと思いましたが、おもったより価格以上に良いロッドなどでそのまま使用することにしました。

電車釣行なので仕舞寸法が短い方が持ち運びが楽ですが、ロッドケースを購入して持ち運ぶことに決めました。



次回釣行

最近は少し余裕が出てきたので、連休前の平日に条件が良ければ行ってしまうかもしれません。

購入した「腕抜き」はこの前の本牧での釣りで試しました。

効果は抜群でコマセをカゴに入れたり、暴れたさかなを掴んだりしても服の袖が汚れることなく、快適でした。


次回は11回目ということで、初心に帰って復習するつもりでカサゴ、メバルなどの根魚を狙ってみようと思っています。

また、最初の2回で怖くてトラウマになってしまったヤマダ電器沖にも久しぶりに行ってみるかもしれません。


そうそう、眠れない時にはサビキ仕掛けの針を作る(巻く)といいみたいです。

細かな作業をすると疲れがどっと出て、すぐに眠くなります。



購入したソリッドグラスロッドを試すのが楽しみです。