2014-05-23

フライロッドを海釣りで使う

フライフィッシングをやるのですが、最近はほとんどやっていないので、「やっていた」というのが正解です。

10年近くフライをやっていませんが、タイイングだけは再開しました。

渓流に行かないのにタイイングだけはしています。

海用のフライを作っています。

サビキを巻くのをフライの道具を使ってやっています。

・・・

渓流でフライをやらないのであれば、海でフライロッドを使えばいいのではと、数年前から思っていましたが、なかなか踏み切れませんでした。

今でも少し勇気がいります。

ロッドの価格が問題です。

一番安いもので3.5万円、高いものは8万円もしています。

それぞれ3番、5番のロッドです。

3番というのは日本の渓流にちょうどいい番手で、柔らかめで繊細な釣りに向いています。

5番は、日本の渓流ではまず使っている人はいないと思いますが、某国に釣りに行くために購入したロッドです。

2週間ほどの釣り&キャンプ旅行に行くために用意しました。

渓流釣りをしないなら、この5番のロッドを海釣りで使うのもありだろうと、この先、外国で釣り旅行に行くのはおそらくないだろうと、そんなわけで、フライロッドを海釣りで使うために改造してしまおうと思ったのでした。

・・・

フライロッドは、他のロッドと違い、お尻の部分にリールシートが付いていて、持ち手はリールの上にあります。
(シングルハンドのロッドの場合)

つまり、海用のベイトリールなどを取り付けられたとしても、使いにくい代物になってしまいます。

改造するロッドは継ぎ竿なので、お尻側の部分だけを取り替え可能にして、海で使えるフライロッドにしようと考えています。

・・・

さてどうするか、悩ましい問題があります。

リールシートやグリップなどはパーツ単位で購入可能ですが、自作ロッド用のパーツは非常に高価です。

一から全部組み上げるのは断念して、手持ち部分を他のロッドから流用してしまおうと考えています。

使えそうなのは、ふだん余り使わない振り出しロッド2本です。

・・・

振り出しロッドをバラす方法は以外に簡単です。

ガイド部分をライター等で温めると接着剤が溶けるため、簡単にガイドを外せます。

一カ所を温めすぎるとガイドが溶けてしまうため、遠目の弱火でロッドを回しながら、満遍なく温めるとうまくいきます。

ガイドを全部取ると、ロッドをバラす事ができます。

バラしたリールシート付きの持ち手の部分をフライロッドをどうやって接続するか、これが一番の肝です。

実は、この部分はまだ考え中です。

はめ込むようにして、接続できればいいのですが、振り出しロッドの径と接続先のフライロッドの径が合っていません。

径を合わせるためには、何らかのものを埋め込む必要がありますが、かなり厄介な作業になりそうです。

・・・

接続方法は、以前に調べたフェルールを使うとうまくいきそうです。

フライロッド側もフェルールで接続できるようになっているので、メス側を用意すればうまくいくはずと踏んでいますが、フェルールは何気に高いのです。

以前もフェルールを使う方法を検討していましたが、ここで断念をしていました。

何かいいアイデアはないのか、コルクを使ったり、バルサを使ったり、そんな感じでうまくいくのかどうなのか、樹脂で固めるべきか、これからしばらく頭を悩ませそうです。

・・・

と、ここまで書いて色々調べるとグリップキットというものを使うと良さそうだとわかりました。

内径のサイズだけを気にすればうまくはめ込むことができるかもしれません。

安物ですが、電子ノギスを持っているので、mm単位である程度の精度で図ることができるので、カタログ値を眺めながら選ぶことになりそうです。