2012-08-17

(自作)アンカーローラーの制作(13)試作バージョンの完成?

アンカーローラーの試作版、たぶん、ほぼ完成です。

上から見たところです。
暗くて見にくくてすいません。
いっぱい穴が空いています、取り付け位置を変えるためでしたが、今となっては不要のような気がしています。

$の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り



正面から見たところです。
丸棒はロープが船縁をこすらないように、丸棒に当たるようにつけてみました。

$の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り


斜め横から見たところです。

$の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り



横から見たところです。

$の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り


反対側から見たところです。

$の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り



感想など

・ローラーは、ずっと、船首の前に出すべきと考えていましたが、もう一度、その目的を考え直してみました。

・船首の前に出すのは、ボートの船体にロープがこすることでボートが傷むことを防ぐためでした。

・それなら、船首より前に出さなくてもロープを受けられるようにすれば、いいのでは?と思い、丸棒を付けることにしました(丸棒は回転しません)。

・また、ローラーを船首の前に出すと、てこの原理で船首側に大きな力が働くことになり、台をボートにの固定するアンカーボルトで逆に船体を傷める可能性があると思いました。



・ローラー部分の仕上げは少し気合いを入れました。

・木工やすりで、できる限り凹凸を減らし、サンドペーパーも粗いものから1600番まで使いました。

・シリコンスプレーを3回吹き付けましたが、表面は、まだザラザラ感が残っています。木材に吸収されてしまっているのかもしれません。色を塗ってからの方が「のり」がよいかもしれません。

・シリコンで表面をスベスベにしてしまうとロープとの摩擦が少なくなりすぎるような気がしたため、少しザラザラする感じを残すことにしました。

・左右のアンカーボルトの刺さった棒でボートに固定するのですが、本当にうまくいくのか試すまでわかりません。

・ローラー部分には左右に隙間がありますが、強度を保つために残してあります。

・ローラー固定する台の下には、ボートの傷めないように、全面にウレタンゴムを接着してあります。

・円盤上の木材を木工用ボンドで接着したローラー部分の強度には、一抹の不安があります。だいぶ彫刻刃で削ったため、木材の接合面積が減少したためです。

・制作の手順や具体的な寸法などは、試作バージョンがうまくいったら公開します。

2012-08-14

(自作)アンカーローラーの製作(12) ローラー部分のまとめ

アンカーローラーとして使えそうなものを整理してみます。

(1)キャスター
キャスターを裏返してローラー代わりにするのは、構造的に非常に良く似ていますが、タイヤの中心が盛り上がっているため、そのまま使うのはだめでした。
ナイロン製の白色の車輪も同様で、キャスターをローラーとして使うアイデアは、不発に終わりました。

ただ、キャスターの車輪を平坦(または溝を作る)に加工できる技術をお持ちの方であれば、問題ないかもしれません。



(2)戸車
アンカーローラーの製作にあたって、参考にした本に載っていたのは実は、キャスターではなく、戸車のようです。

戸車は網戸などのようなレール上を走ることが出来るように、車輪に溝が彫ってあります。

そのため、キャスターと構造はほぼ一緒ですが、ロープを巻き上げるには都合がよさそうです。

大津のアンカーのような重いものに対応したものは、重量戸車として販売されているようです。

よく調べてみると車輪単体だけでも売っているので、車輪の幅と車輪の溝が大津の手漕ぎボートのロープの幅に合っていれば、これが実はベストかもしれません。

最初に戸車を使わなかったのは、ロープの太さを確認していなかったため、溝にロープが食い込んでしまうのではと懸念していたことと、キャスターは戸車に比べて安く、思わず手が伸びてしまったというのも正直あります。
戸車は安いもので1500円くらいからあるようです。



(3)滑車
戸車と同じように車輪に溝があるものに滑車があります。
「滑車」で検索しても出てきますが、「シーブ」、「ステンレス製シーブ」、「ステンレスシープ」、「ナイロンシープ」、「滑車の車輪」などで検索すると、該当するものが出てきます。

やや車輪の幅が狭いようですが、もしかすると大きめのものが見つかるかもしれません。



もしこれから、アンカーローラーの製作を検討されるのであれば、重量戸車ナイロンシープの車輪の幅と車輪の溝が大きめのものが一番お勧めだと思います。

※ナイロンシープは安いものは1000円くらいで購入できるようです。ナイロンシープを使うの現状では一番よいと思われます。

丸棒を加工する方法は、車輪の幅を長めにすることができ、加工も時間をかければできますが、結構面倒です。

製作コストの点でいうと、電動ドリルを持っているのであれば、丸棒を加工するのが一番安上がりだと思います。

私が加工した丸棒は、半径直径が65mmですが、もう少し径が長めの方が台に取り付けた時に船首の前に出しやすいようです。


��追記)
(4)ヨーヨー
強度的には物凄く不安ですが、ベアリングが入っていてスムーズに回転するヨーヨーを利用するというのもありかもしれません。

ねじ込み式になっているため、ネジを取り出して、ボルトを挿して回転軸にして固定するようなイメージです。

ベアリングの強度さえ十分であれば、使えそうですが車輪の幅を確保するために、間にスペーサーとなる円盤のようなものを入れればよさそうです。


��さらに追記)

(5)ボビン
ボビンというとミシンのものをイメージします。形状は同じです。
サイズが違いますが、実は、「木製ボビン」で検索すると幸せになるかもしれません。

いやー参りました。

画像検索で探すと使えそうなものがいっぱいあるじゃないですか!!!

強度的にはどうかわかりません、が、いけそうな気がします。

でも通販ではいきなり購入しないで、問い合わせをして木材の厚みを問い合わせしてから購入した方がよいと思います。

また、太めの丸棒と円盤を結合すれば、同じようなものが作成できそうな感じです。

2012-08-13

(自作)アンカーローラーの制作(11)リンゴの食べかす加工

昨晩から今朝にかけて、彫刻刀とやすりと格闘した結果です。

の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り
の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り
の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り



かかった時間は昨晩から今朝にかけての合計5時間程です。

縮小画像を遠めから見るとよいのですが、拡大するとやっつけ感がよくわかります。

彫刻刀は、セット品ではなくバラで売っている刃の大きいものを使っています。

思った以上に木材が堅く、左右の削り(掘り)具合を合わせることが、うまくできませんでした。

テーパー状に仕上げるには、円盤を最初からホールソーなどでカットして、大小のサイズを組み合わせた方が早いと思います。

ご近状のホームセンター等で工房を貸してもらえるのであれば、そういったサービスを利用した方がよいと思います。

もう少し時間をかければ、きれいに仕上げることができると思いますが、削る工程はここで終了です。

後は、ヤスリをかけて表面を滑らかにして、シリコンスプレー(透明)を吹き付ける予定です。

2012-08-12

(自作)アンカーローラーの制作(10)にゅーばーじょん

アンカーローラー制作のための資材をホームセンターで購入してきました。

最初にキャスターを見て回ったのですが、どのキャスターも車輪の中心が盛り上がっていて、そのままでは、使えそうにありませんでした。

その盛り上がり部分を地道にヤスリで削るという方法もありますが、同じように微調整をするのであれば、丸棒を車輪の代わりにした方が車輪の幅や形状の自由度が高いため、この方法で行くことにしました。

まず、懸案の車軸を支える金具を探すことにしました。
コの字型の金具で大きいものがないかと探しましたが、東急ハンズで売っているものと同じサイズのものしかありませんでした。


そうなれば、L型金具×2を使って回転軸を固定するしかないと思っていましたが、ちょうとどよい形状の金具を見つけることができました。

次に、車輪となる丸棒を探すことにしましたが、丸棒はどれも密度の詰まった重い材質のものしかなく、木材売り場を歩いていると、端材のコーナーに丸棒を切断したものが1つ40円で売られていました。

手に取ってサイズを確認すると径がちょうどよい大きさでが、厚さが20mmしかありません。

店員さんに店内に端材になる前の丸棒がないかを聞いたところ、既に売り切れとのこと。


仕方なく、丸棒の端材を6個購入して、接着して使うことにしました。


購入した丸棒の端材は、これです。
の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-丸棒カット


真ん中の穴は後からドリルで加工したものです。M6M8のネジが通るサイズです。


丸棒の端材と金具を組み合わせるとこんな感じです。

$の・ん・び・り(したい) 手漕ぎボート釣り-ローラー仮組み



丸棒の端材の中心に穴をあけて、中に20mmのスペーサーを通して、その後で、4つを木工用ボンドで接着しました。

車軸の棒はステンレスネジで真ん中が未加工(ネジなし)になっています。

ステンレス棒の両端はワッシャーをかました後に、ボルト留めしています。


軸を固定する金具は、元々の穴のサイズが小さかったため、M6のサイズに穴を大きくしてあります。これは、使用するボルトのサイズをM6に合わせることと、M6サイズ以上でないとアンカーローラーの台の取り付けるための長ボルトが売っていないためです。


まだ、仮組み状態ですが、ローラーの回転はベアリングが入っているキャスターには遠く及ばないものの、ロープを引き上げる用途であれば、問題ない回転ですが、ゴロゴロとかなり大きな音がしますが、海の上では打ち消されて。たぶん気にならないと思います。


回転部分の要のスペーサーはサイズが8mmのものを使っています。


今後の課題は、以下のような感じです。
��1)車輪部分の加工
砂時計を横向きにしたような形状に加工予定です。時間がない場合は、中心部分をすこし凹ませただけで、試用するかもしれません。

テーパー状に加工するのではなく、真ん中近辺だけを削ってロープが外側にずれにくくするだけでもありかもしれません。


��2)ローラー部分を船首の前に出す
ローラーの径が若干小さくなった(6.5mm)ため、ローラー部分を船首の前に出すための取り付け方を変更する必要があります。



��追記)
ホームセンターで購入したもの
・丸棒をカットした円盤上もの(端材、6個購入、1つ40円)
  厚さ20mm、直径65mm、材質はSPFの合板ぽいもの
  使用したのは4つですが、余分に購入

・スペーサー
  ステンレスの穴あき棒
  サイズは長さが20mm、径は8mm
  上記の丸棒の円盤に開けた穴に入れる
  4個入りで150円くらい

・車軸の固定金具(ステンレス製)
  名称はわかりません。
  価格は1つ400円くらい

・M6のネジに加工するためのドリル刃
  電動ドライバー(ドリル)に装着するためのドリル刃
  ステンレスに穴を開けられるもの
  ドリル刃のサイズは6mm
  価格は600円くらい

・車軸に使ったボルト
  M6規格(6mm)のボルト
  長さは80mm
  価格は150円くらい

・車軸のボルトを金具に固定するためのナット、ワッシャー
  M6規格のボルト用