2012-08-14

(自作)アンカーローラーの製作(12) ローラー部分のまとめ

アンカーローラーとして使えそうなものを整理してみます。

(1)キャスター
キャスターを裏返してローラー代わりにするのは、構造的に非常に良く似ていますが、タイヤの中心が盛り上がっているため、そのまま使うのはだめでした。
ナイロン製の白色の車輪も同様で、キャスターをローラーとして使うアイデアは、不発に終わりました。

ただ、キャスターの車輪を平坦(または溝を作る)に加工できる技術をお持ちの方であれば、問題ないかもしれません。



(2)戸車
アンカーローラーの製作にあたって、参考にした本に載っていたのは実は、キャスターではなく、戸車のようです。

戸車は網戸などのようなレール上を走ることが出来るように、車輪に溝が彫ってあります。

そのため、キャスターと構造はほぼ一緒ですが、ロープを巻き上げるには都合がよさそうです。

大津のアンカーのような重いものに対応したものは、重量戸車として販売されているようです。

よく調べてみると車輪単体だけでも売っているので、車輪の幅と車輪の溝が大津の手漕ぎボートのロープの幅に合っていれば、これが実はベストかもしれません。

最初に戸車を使わなかったのは、ロープの太さを確認していなかったため、溝にロープが食い込んでしまうのではと懸念していたことと、キャスターは戸車に比べて安く、思わず手が伸びてしまったというのも正直あります。
戸車は安いもので1500円くらいからあるようです。



(3)滑車
戸車と同じように車輪に溝があるものに滑車があります。
「滑車」で検索しても出てきますが、「シーブ」、「ステンレス製シーブ」、「ステンレスシープ」、「ナイロンシープ」、「滑車の車輪」などで検索すると、該当するものが出てきます。

やや車輪の幅が狭いようですが、もしかすると大きめのものが見つかるかもしれません。



もしこれから、アンカーローラーの製作を検討されるのであれば、重量戸車ナイロンシープの車輪の幅と車輪の溝が大きめのものが一番お勧めだと思います。

※ナイロンシープは安いものは1000円くらいで購入できるようです。ナイロンシープを使うの現状では一番よいと思われます。

丸棒を加工する方法は、車輪の幅を長めにすることができ、加工も時間をかければできますが、結構面倒です。

製作コストの点でいうと、電動ドリルを持っているのであれば、丸棒を加工するのが一番安上がりだと思います。

私が加工した丸棒は、半径直径が65mmですが、もう少し径が長めの方が台に取り付けた時に船首の前に出しやすいようです。


��追記)
(4)ヨーヨー
強度的には物凄く不安ですが、ベアリングが入っていてスムーズに回転するヨーヨーを利用するというのもありかもしれません。

ねじ込み式になっているため、ネジを取り出して、ボルトを挿して回転軸にして固定するようなイメージです。

ベアリングの強度さえ十分であれば、使えそうですが車輪の幅を確保するために、間にスペーサーとなる円盤のようなものを入れればよさそうです。


��さらに追記)

(5)ボビン
ボビンというとミシンのものをイメージします。形状は同じです。
サイズが違いますが、実は、「木製ボビン」で検索すると幸せになるかもしれません。

いやー参りました。

画像検索で探すと使えそうなものがいっぱいあるじゃないですか!!!

強度的にはどうかわかりません、が、いけそうな気がします。

でも通販ではいきなり購入しないで、問い合わせをして木材の厚みを問い合わせしてから購入した方がよいと思います。

また、太めの丸棒と円盤を結合すれば、同じようなものが作成できそうな感じです。

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